2010年8月19日〜8月20日 全日本教職員組合(全教、全教組)教育の集い2010(全教全国教研、全教教研集会)
1991年に日教組から共産党系の組合が分裂してできた教職員組合、全日本教職員組合(全教、全教組)が今年も教研集会を和歌山市で行いました。昨年の全国教研では衆議院総選挙により大規模な抗議活動を行えなかった右翼民族派は、全教の粉砕と教育の正常を訴えて抗議活動を8月18日から8月20日まで行いました。今回は諸事情により19日と20日のみ和歌山市に入りました。
今年の教研集会の会場となる和歌山県民文化会館は、正面が警察により封鎖され、関係者以外は立ち入れなくなりました。
その周辺には、
和歌山県警察どころか大阪府警察、兵庫県警察、広島県警察、山口県警察などが動員され、警戒に当たっていました(報道によれば、警察官1400人体制で警備にあたったそうです)。これにより和歌山県庁正面が封鎖され、臨時駐車場が設けられました。
付近の駐車場も封鎖され、道には道路封鎖を伝える立て看板が設置されました。
この中を、北は北海道から南は熊本県までの日本全国から集結した右翼民族派団体の街宣車が抗議街宣を行います。
街宣車には教研集会に反対する内容のビラが貼られていました。
街宣している間も、警察による音量測定が行われ、音量オーバーで警察から勧告を受ける団体もありました。
翌日、和歌山県民文化会館周辺は警察によって完全に封鎖されました。
さらにその周辺にも多数の警察官や警察車両が配置されました。
道路には通行止めを示す立て看板が設置され、路線バスの停留所にも迂回ルート運行を示す張り紙がされました。
この中を前日と同様に、北は北海道から南は鹿児島県まで全国各地より集結した右翼民族派団体の街宣車が抗議街宣を行います。
この右翼民族派の一部は街宣車を降り、和歌山城公園内で抗議文の朗読と手交をしに行きます。
しかし、その時の全教の係員の態度が悪かった(または気に食わなかった)のか、団体によって小競り合いが起きる場面もありました。
また、警察のバリケードに突撃を図る団体もありました。
今回の演説・シュプレヒコールはこちら
周辺の住民や通りすがりの人は、街宣車の写真を撮る人、声援を送る人、なぜこのような活動があるのか考える人など様々までした。